出力抑制(出力制御)とは何か
出力抑制とは、電力会社の管内で電力の需要を供給が上回りそうな時(晴天の休日の昼間など)に、太陽光発電の出力を電力会社側が強制的に抑える仕組みだ。九州電力管内をはじめ、太陽光発電の普及が進んだ地域で発生頻度が増えている。
出力抑制が発生しやすい条件
- 晴天の日:発電量が多くなるため、需給バランスが崩れやすい
- 電力需要が少ない時間帯・季節:春・秋の穏やかな気候で冷暖房需要が少ない時期は抑制されやすい
- 大型発電所が集中する地域:地域全体の太陽光発電容量が電力需要に対して大きい場合に発生しやすい
売電収入への影響
- 抑制された時間帯は売電収入がゼロになる:その時間の発電量に応じた売電収入が発生しない
- 年間数十時間〜百時間程度が目安:地域・契約内容によって抑制時間は大きく異なる
- 売電契約の種類で補償の有無が変わる:無補償型・補償型など契約プランによって抑制時の扱いが異なる
対策としてできること
出力抑制の影響を減らすには、蓄電池を導入して抑制時間帯の発電分を自家消費に回す方法が有効だ。売電に依存せず自家消費比率を高めることで、抑制による収入減少の影響を小さくできる。
まとめ
出力抑制は太陽光発電の普及が進んだ地域で避けられない仕組みになりつつある。契約プランの補償内容を確認し、蓄電池の併用など自家消費を高める対策を検討することが投資回収の安定化につながる。